特急いなほ号は、羽越本線・白新線を経由して、新潟と秋田の間を走るJR東日本の在来線特急列車です。
使用されるE653系1000番台は、かつて常磐線で活躍していた特急フレッシュひたち号で使われたいた車両を、いなほ用に改修した車両です。日本海側の路線で走るため、耐寒耐雪構造の強化などの改良がなされました。さらに、いなほで導入するにあたり、グリーン車があらたに設置される事になり、秋田寄りの先頭車が、普通車からグリーン車へ改造されました。
これまで、前任の485系や、E657系などの最新車両であっても4列である事が多い在来線特急のグリーン車ですか、いなほ号のグリーン車は3列かつ前後の感覚非常に広くとられており、シートピッチは1,820㎜あります。これは、東北新幹線などの最上級シート「グランクラス」の1,300㎜をはるかに上回る間隔です。さらに、座席間には、間仕切りも設置され、後ろの座席を気にすることなく、リクライニングシートを倒すことができますし、プライバシーも確保されています。
座席はオレンジ色の暖色系で温かみのあるシートモケットです。最近の座席に多い可動式枕が取り付けられています。しかし、今までの車両にあったフッドレストが廃止されたため、足が少し落ち着かない感じがしました。
テーブルは、背面ではなく、左右のひじ掛け部に格納されており、それぞれを引き出してしようします。
背面タイプに比べ、少し小さいのが難点でしょうか。
座席間の間仕切りで、後ろを気にせずリクライニングを倒せます。
さらに車端部には、フリースペースも設けられています。
新潟ー秋田、およそ3時間30分と長時間乗車しましたが、グリーン座席もあり、疲労感はまり感じず、快適な車中でした。
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