コロナ禍の中、某少年ジャンプ原作のアニメ映画が、社会現象級ブームを巻き起こしてた2020年。その秋も深まった11月13日、蒼穹のファフナーシリーズのファン通称「島民」たちは、戦々恐々とし、ストレスと戦いながら、劇場に足を運んでいた。
丁度1年前、衝撃のラストを迎えた前回から、続きたる7話、8話、9話の情報が公開されるにつれて、各話のサブタイトルに絶望の未来を視た者も多かった。
蒼穹のファフナーシリーズは、2004年に放送開始したSFロボットアニメのシリーズだ。今年で16年目に突入し、コンテンツとしてもそこそこ長い歴史を持つ。第1期のオープニングテーマでアニソンアーティストのangelaが歌う「Shangri-la」が有名で、、パチンコのCMが2009年頃に放映されていたので、その際に「タイトル」だけは聞いた事がある人も多いだろう。
現在は、シリーズ5作目に当たる『蒼穹のファフナー THE BEYOND7話~9話』が劇場先行公開として、上映されている。
全国30館のみの公開にも関わらず初日の観客動員ランキングでは、6位となり、多くの人に見られている。実際、MOVIX仙台の初回は、前列に空席があった以外は、ほぼ満席だった。
しかし、初めてファフナーを視聴する人は、いきなり映画館で見ても理解できないだろうし、とてもお勧めできない。
7話~9話と話を途中から見ることだけでなく、「ファフナー」の物語は過去の積み重ねであり、過去作品のセルフオマージュが随所に込められて、「かつていた人たちを忘れさせない」演出が多い。「THE BEYOND」自体、過去のファフナーを物語を前提にストーリーが展開され、衝撃的な展開の連続や、登場人物たちの成長と世代交代も見られるため、「ファフナー」はTVシリーズ一期か、本編の前日譚であり、時系列が先となるTVスペシャル版『RIGHT OF LEFT』から見ていく事を強くお勧めする。
TV版1期は、その放映年代から現代のものと比べて作画面(特にメカ関連)の作画の粗さが気になるし、前半の物語の展開も、テンポがあまりよくないと言えばそうなのだが、物語の進行と共に、そのファフナーの独特なストーリーに惹き込まれていく事になるだろう。劇場版以降は、メカもCGを多用し、作画も美しくなり、以後そのクオリティを維持しています。
「ファフナー」は、ストーリーも難解かつ「鬱アニメ」と雑に評されることが多いが、苦難、困難の中でも精一杯生きようとする登場人物たちがとても魅力的であり、非常に前向きなストーリーだと自分は思う。
総監督曰く
「島育ちの幼馴染が綺麗な空の下で精一杯生きてゆく青春群像劇」がファフナーだという。
詳細なネタバレは回避したいので、詳しいストーリー解説はこの記事では行わないが、ぜひ多くの人にこの「蒼穹のファフナー」シリーズを見て欲しく思う。
DVD、Blu-rayは、最新作のTHE BEYONDを含め各シリーズがレンタルが可能。第2期のEXUDUSまでの全シリーズを収録した究極Blu-rayBOXもあります。その他、各TVシリーズはNetflixやⅮアニメストアなどでも配信されています。Huluなどでは、「THE BEYOND」以外の全シリーズが配信されているようだ。時々YouTubeで、全シリーズ全話無料配信が行われたりする。全部を見ると24時間ほどかかるのが難点。
全人類、ファフナーを見ろ!!!
ちなみに、自分の最推しは「皆城総士(初代)」だ。頭脳明晰だが不器用な美人さんで、めちゃくちゃ顔がいい。喜安浩平氏の声帯から発せられる低音ボイスに耳をやられる。もちろん主人公の真壁一騎くんを始め、子どもたちも大人たちも魅力的な人物がとても多い作品だ。
angelaの歌うテーマソングは神曲ばかり。ファフナーの歌は、キャラソンを除くとすべてangelaが歌っている。
ファフナーは悲しい事に、ロボットアニメにも関わらず、機体が立体化される事が極端に少ない。キャラクターのフィギュアも公式品はほとんどないに等しい状態が続いている。
アニメショップの店頭やリサイクルショップなどでも、ほとんどお目にかかれないファフナーのグッズ。映画館の物販でぬいぐるみと結晶風ペンダントが再販されていたので、この機を逃すまいと購入したのだった。
だからさ、
全人類、ファフナーを見ろ!!!
TV第二期まで網羅した究極BDBOX!劇場版は上映版も収録!EXODUS第1話に長尺版ももちろん収録!
最新作、THEBEYONDも2巻まで発売中!
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